結婚観の違い👰🤵
Assalamalaikum アッサラームアライクム
最近周りの友達が続々と結婚したり、結婚式をあげたりして、以前と比べると”結婚”という言葉が急に身近になりました。これが第1ブームと呼ばれるものなのかな?
そんな私も来月の初めに大学時代の友達の結婚式に参加します。結婚式に参加するのは人生初なので色々な意味でドキドキワクワクです。
ピピと私は結婚を前提にお付き合いをしていますが、正直付き合って数ヶ月はあまり結婚を意識する事はなく、2〜3年後に結婚するだろう。くらいに考えていました。
インドネシアでは比較的若い頃に結婚をすることが多いようで、ちょうど今の私と同じ23〜24歳での結婚は普通なようです。むしろ少し遅いくらいかな?
ピピからは “結婚"というワードを良く聞いていたけど、どこか他人事というか 自分の事としては考えていなかったし、考えられなかったので、そこら辺のすれ違いが よく意見の食い違いになっていた記憶もあります。
その頃よくぶつかっていたのは以下のような結婚に対する考え方や価値観の違いがあったから。
イスラームでは
結婚をしていない男女が手を繋いだり、スキンシップをとることは あまり望ましくなく、避けるべきという教えがあります。人によっては同じ空間にいる事さえも良くないと考えるそうです。これに関してはだいぶ個人差があるので一概には言えませんが。
そして結婚は良いものと考えられており、たとえ経済的に恵まれていない2人でも結婚をして子供が生まれれば神様がお力を与えてくださる。もちろん2人が努力をしているのが大前提で、努力もせずに神様からの恩恵を受けるなんてそんな甘い考えはNG!
私もちゃんとイスラームにおける結婚観を知りたくて、この動画を拝見しました。
たしかに、クルアーンには 「貧しくてもアッラー(神)がその恩恵により、富ましてくださろう。」と書いてあります。つまり貧しさを理由に結婚しないのは 良くないということです。
でも!!!
日本で生まれ育った私にはどうしてもこの考えが理解できないし、受け入れられなかった。
ピピの結婚観を説明してもらい、この話を聞かされた時は
「うんうん。なるほど。ピピの考えは分かったし、イスラームの考え方ももちろん尊重しているよ。でも私は 同じように考えられない。」
そうハッキリ伝えたことも覚えています。
一般的に日本では
社会に出て、ある程度の安定性を得て、将来性もある状態での結婚という流れが一般的だと思っていたし、私の両親も同じ考えでした。
私が何人か友達に相談したときも
やっぱり働いて数年してから結婚の方が良いんじゃない?実際問題お金もかかるし...という答えが返ってきて
だよね。やっぱりそうよね?
お金もないし、学生と社会人1年目(その時はまだ千葉にいた)私たちが結婚するなんて不可能に近いよね?やっぱりピピのいう結婚は理想でしかないよな〜。
そんな感じで
ピピと私の結婚に対する価値観は ますます噛み合わない。今は考え方が変わってしまったので当時の私の心情を上手くかけないのですが、とにかくあの頃の私は相当モヤモヤしていました。
*この時よくピピに言われたのですが
相談をするなら結婚をして経験がある人にした方が良いんじゃない?結婚を経験していない人に聞いてもしょうがないでしょう?
正論だけど、痛いところを突かれた私は素直にそうだね。と言えませんでした。
0の状態で結婚をして
一緒に築きあげていくやり方を望むピピ
お金を貯めて
準備満タンの状態での結婚を望む私
結婚を強要されたことは一度もないし、押し付けられる感じもありませんでしたが、これは一度私の両親とちゃんと話した方がいいと思い、ピピと一緒に 結婚を前提としたお付き合いをしていることを両親に告げました。
幸いにも 母も父も結婚に反対ではありませんでしたが、「今はまだ早いんじゃない?もう少し2人の生活が安定しないと...」そう言われました。
なんだかイスラーム の教えに添えなくて申し訳ないなと後ろ髪を引かれる思いもしましたが、私たちにはそれぞれのバックグラウンドがあるので、歩み寄ることが大切だし、お互いに尊重し合うことが大切だと その時学びました。
↑その頃のリアルな私の声がこれです。
否定するのも違うし、正解もないし、相手の文化を理解しようとする姿勢を見せることが大切だと思った瞬間
結婚は2人だけの事ではないし、お互いの家族にも影響がある事なので、ピピには 日本人の考える結婚観も理解して部分的に受け入れてもらうことでその場は収まり、それからは あまり結婚というワードが会話にあがることもなく 日々が過ぎていったのですが
8月に 私がピピと一緒に1週間ほどインドネシアを訪れ、ピピの家族や友人、インドネシアの生活や現状を目の当たりにして、ピピがずっと言っていた”0からのスタート”の意味がようやく理解できました。
なんでだろう?
確かに、日本で結婚をして生活を続けるのであればやっぱりある程度のお金が必要だけれど、将来拠点をインドネシアにするのであれば、金銭面でも大丈夫かも。と素直に思えたからかもしれません。
そして何より、0からスタートとした夫婦が子供を授かり、生活をしている姿を自分の目で確認できたから私の考えにも変化があったのかなー?とそう思っています。
理想が現実のものとして成立しているのを知ったのは大きかった。
ピピが育った環境への理解も少しできた私は
むしろ 0からスタートして、2人で築き上げていきたいな。と思うようになり
いつしかピピの結婚観が私自身の結婚観にもなっていました。
自分の思いも両親に伝え、ピピがどんな人なのか母と父に知ってもらうようにしていった結果
今では
「ピピちゃんは本当に我慢強い人だし、(ニニが)日本語教師として職を得たら結婚してもいいと思っているよ」と母には言われました。
父私たちの結婚についてどう考えているか分かりませんが、ピピも私も今自分たちがすべき事をしっかり向き合う姿を見せる事で 真剣に結婚を考えていることが伝わるといいな〜と。ピピがどんな人か 父も知っているので、見守ってくれているのは重々分かっています。
まとめると
いつ私たちが結婚出来るかは まだ分かりません。でも2人で成し遂げたい目標があるので、それを叶えるための努力は惜しまないし、忍耐強く、目の前のことに全力を尽くしていこうと決めています。bismillah
結婚はゴールではないし、今は結婚の先にあるものを2人で乗り越えていくための準備期間だと思って、お互いまだ未熟な部分を今のうちから改善中です。
とはいえ、理不尽なお客様が来た時は自分の感情をコントロールするのが大変!
人ってそんな簡単には変われませんね。昨日も電話してお互いバイト中に出会ったお客様の話をして、嫌なおじいちゃん・おばあちゃんにならないように気をつけようね!と盛り上がりました笑
上手くいかない時はピピの言葉を思い出します。
「it’s not easy to be better person,but I have you, you have me. だから一緒に頑張ろう!」
前回の記事にもちょこっと書きましたが、結婚するなら一緒に頑張れる人が良いと言っていたピピは あの頃からずっと変わりません。私はその”一緒に頑張れる人”になるべく、日々自分の弱さと向き合い、少しずつ改善している最中です。努力と忍耐なしに本当に得たいものを得ることは出来ないということですよね。
Now we are in the process of learning tolerance to get what we really want.
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。皆様の日常にも 平和が訪れますように...
Assalamalaikum